僕が「 カルカソンヌ 」という謎なボードゲームに本気で打ち込んでいる理由。




 
 
こんにちは!
小川光一です!
 
 
GWは皆さま
ゴールドな1週間だったでしょうか。
 
GWが逆にお仕事、繁忙時だった方々はお疲れさまです。巷のGWが終わった後の休みにどうかゆっくりしてくださいませ。
 
  
さて、今日はいつも書くような内容とは一味違う、一見ふざけた話に見えて大真面目な、そんな話をします。
 
 
 
 
 
まず、以前に
こんなブログを書きました。
 
「カルカソンヌの夏を目指して」
http://koichi-ogawa.blogspot.jp/2014/10/blog-post_29.html?m=1 (とりあえずこれは読まなくて大丈夫です)
 
簡潔に述べると、
 
・ドイツのボードゲーム
「カルカソンヌ」に出会った
 
・日本選手権の存在を知り、
その舞台を目指すことにした
 
・全国を回る仕事柄、
友人を巻き込んで
青春みたいに走ることにした
 
 
こんな感じです。
 
 
 
 

 
 
 
 
そんでもって2014年10月中旬、カルカソンヌTRAPSというサークルを作り、目的は以下の3つを設定しました。
 
 
【目的1】1人でも多くの日本選手権出場者を輩出すること。
 
【目的2】競技プレイヤーを全国に増やし、カルカソンヌの振興に寄与すること。
 
【目的3】頭脳スポーツと言われるカルカソンヌを通して、メンバー1人1人の成長につなげていくこと。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、
7ヶ月が経ちました。
 
 
現在、日本選手権に
向けた地区予選が
全国35ヶ所で開催されてる
まさにその最中なのですが
 
 
 
 
 
なんと!!
 
先日僕、
仙台地区予選で優勝。
 
目標だった
 
日本選手権の
出場権をゲット
 
したのです!!
 
 
わーわー
ぱちぱちー
 
 


<挫折してやめたくなったり、世界チャンプと決闘したり、
仲間との合宿、この7ヶ月いろんなドラマがありました。>



 
 
 
 
 
 

はい、
 
ここで1つ今日のテーマを
設定したいと思います。
 
 
 
「なんで謎な
ボードゲームやってるの?」
 
 
 
これですね 笑
 
 
 
 
 
 
 
僕があまりにも熱量持ってこのボードゲームに向き合ったため、「何にでも全力ですごいね」と思う人と、「他に時間使った方がいいのに」と思う人、大きく分けて2つの層が生まれているようです。
 
 
どちらかと言うと後者の方が多く、最近カルカソンヌの話題が出る度に、だいぶ多くの友達に鼻で笑われるようになりました。そんなに大量の時間やってる訳じゃないし、逆にお前の趣味はそんなに立派なのかって感じだけどな 笑。
 
 
「勝手に聖人君子にして、勝手にがっかりする人」がめっちゃいるってことも前にブログに書きましたが、今日はちゃんと文章として残す形で、僕がカルカソンヌに打ち込んでる理由を説明したいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
実際のところ
細かい理由はいっぱいあります。
 
 
・カルカソンヌというゲーム自体が面白かったから
 
 
・実力者が一握りという現状があり日本選手権に余地があったから
 
 
・頭脳スポーツとして集中力や記憶力が鍛えられるから
 
 
・息抜きが下手くそな自分に娯楽を作りたかったから
 
 
・友達たちと青春ドラマしたかったから
 
 
・全国に友人がいる自分の特質を趣味でも活かしたかったから
 
 
 
まあこんな感じで
理由は沢山あるんですが、
 
  
実はちょっと
 
別に1つ、
パーソナルな
根深い理由があって。
 
 
日本選手権の出場権
ゲットしたらブログに
書こうと思ってました。
 
 
 
 
 
 
 
~~~~~~~
 
 
 
 
 
 
 
僕は小さい頃から、
ゲームが強い子でした。
 
ウイイレ、ルービックキューブ、マリオパーティのミニゲーム、マリオカート、オセロ、チェス、五目並べ、テトリス、ポケモンカード……
 
特に練習なんてしなくても、どれを取ってもコミュニティの中で常に1位2位を争う実力を発揮してました。
 
 
 
 
まあ、
 
だから何?
 
って話で。
 
 
 
 
別にゲームで飯を
食っていく訳でもなく。
 
 
 
 
 
 
 
それを踏まえて、
それに併せて。
 
 
 
僕は多趣味な性格なのですが、
それは徐々に爆発して、
 
数多くの言語に手を出したり、
手品やギター、料理など
色んなことを要領よく
覚えるようになりました。
 
 
 
辿り着いた20代では、
映画を作ったり、
カフェを作ったり、
講演しまくったり、
 
色んなことを
させてもらいました。
 
 
 
 
 
 
ただ、
 
 
 
驕ることなく
 
じっくりと後ろを
振り返ってみると、
 
「色んな畑を中途半端に
荒らして来ただけで、
 
なんて半端な人生を
歩んで来たのだろう」
 
ってどう考えても
帰結してしまうのです。
 
 
本気で自分に
嫌気が差してます。
 
 
 
 
 
 
 
カフェにしても当時評価されてたのって正直「市民活動の延長線上として」だと思うんです。
国際協力カフェっていう形については加味せず、純粋に一つのカフェとしてだったら、下北沢にあるカフェの中で絶対一番でも二番でもなかったし、むしろ下位の方だったはず。
 
映画にしても、カンボジアのやつも、陸前高田のやつも、「市民活動の延長線上として」「講演とセットで初めて」価値があるようなものなんだと改めて客観的に思う。
じゃあ純粋に一つの映画としてアカデミー賞にノミネートできるかって言ったら確実に無理なのはどんな素人が見ても分かることで。
 
 
 
 
 
 
 
自分の多趣味な性格自体は
立派な個性であって、
否定する気は毛頭ない。
 
 
映画やカフェから
生まれたものが
 
沢山の人の中に
沢山あって、
それは事実で
 
この価値は
信じるに値するとは
僕も思ってる。
 
 
 
 
 
 
 
ただ、
 
じゃあ
 
「この中途半端さを
抱えたまま、
 
これから30代40代と
ズルズル生きていくのか」
 
と自分に問うたら、
 
そんなの嫌だと
明快な返答が返ってくる。
 
 
 
 
 
 
 
 
だからこれからは、
 
これは去年から
考えてたことなんですけど、
 
 
 
「中途半端だったなと
後悔していることであり、
 
かつ、
 
自分の中で
手応えがあったこと」
 
 
それらに改めて向き合って、
 
 
 
「自分の中に蔓延る
中途半端さを
拾い消していく人生」
 
これから進んでいきたいと
強く思うのです。
 
 
 
 
 
 
じゃなきゃ多分
後悔なしで僕は死ねない。
 
常に色んな人に
迷惑をかけ続けてしまうだろうし。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
つまり、
話は戻るけど、
 
カルカソンヌというボードゲームに
僕が打ち込む理由は、
 
純粋に楽しさや青春発想に
走っただけでなくて、
 
 
 
 
「なんでも半端だった
大嫌いな自分を
打ち負かしたいから」
 
なんです。



 
 
 
 
得意だったゲーム、
 
 
 
でも特に努力もせず
昇華されることもなかったゲーム。
 
 
 
 
 
 
カルカソンヌ自体を選んだ理由は
偶然の出来事だけど、
 
 
この頭脳スポーツで
普通じゃ見えない景色に
しっかりと辿り着いて
 
 
 
中途半端だった自分の
一つの闘いを拾って
打ち消したい。
 
自分の大嫌いな部分を
ぶち壊したい。
 
 
 
 
 
 
 
だから
 
 
 
僕は決して暇な時間が多くあるわけじゃないけど、
 
合間合間でこのカルカソンヌに一生懸命打ち込んでます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なので、
 
「光一なんか変な方向に走ってるよね」とかすごい言われるけど笑、何も変わってないし、「ボードゲームやってるくらい最近ヒマなんでしょ?飲もうよ!」とかすごい言われるけど笑、毎朝いつもより早起きしたり、がんばって隙間の時間を工面して練習に励んでるだけ。
 
感覚としては、仕事の隙間で資格勉強してる人と何も変わらないつもりです。カルカソンヌやってる時間以上に、昔やってたスペイン語の勉強も陰でしてたりするわけで、僕にとってこれらは同義でしかないのです。
 
 
 
<講演の仕事と講演の仕事の合間の新幹線の移動中、
カルカソンヌの戦略の勉強をしている時の写真>

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな感じ。
 
 
地区予選は7月中旬まで続き、僕の頼もしき仲間たちがどれだけ一緒に日本選手権に出れるかが決まります。そして8月中旬に肝心な日本選手権があります。
 
 
初めての日本選手権。
 
優勝のイメージはまだ頭に描けてないけど、「カルカソンヌ歴1年未満の分際で、大会に波乱を巻き起こす」というイメージはすごく描けてます。
 
 
確実に
かき混ぜます。
 
 
 
  
 
ということで、
 
僕がこのボードゲームに
打ち込む理由を
 
ちょっとでも理解して、
改めて応援してくれる人が
いたら嬉しいです!
 
 
 
 
 
 
 
 
<カルカソンヌを始めたばかりの頃の写真(2014年10月)>

 
 
 
 
 
最後に!
 
このくだらない
僕のプロジェクトに乗って、
 
一緒にカルカソンヌを
してくれている仲間たちに
心から感謝しています。
 
 
みんなが
いてくれなかったら
ここまで打ち込めなかった
かもしれない。
 
 
 
ありがとう!
 
 
 
 
 
  
小川光一